シングルスはイリー・ナスターゼ・グループから勝ち上がったシナーとフリッツが決勝に進出 [Nitto ATPファイナルズ／テニス]

「Nitto ATPファイナルズ」（イタリア・トリノ）で2年連続となる決勝進出を決めたヤニク・シナー（イタリア）（Getty Images）

　男子トップ8によるエリート大会「Nitto ATPファイナルズ」（ATPファイナルズ／イタリア・トリノ／11月10～17日／賞金総額1525万ドル／室内ハードコート）の大会7日目は決勝トーナメントの準決勝が行われ、シングルスはイリー・ナスターゼ・グループから勝ち上がったヤニク・シナー（イタリア）とテイラー・フリッツ（アメリカ）がチャンピオンの座をかけて対決することになった。 ～Nitto ATPファイナルズで2年連続となる決勝進出を決めた世界ナンバーワンのシナー選手～ 　アフタヌーンセッションで第5シードのフリッツが第2シードのアレクサンダー・ズベレフ（ドイツ）に6-3 3-6 7-6(3)で競り勝ち、イブニングセッションでは第1シードのシナーが第6シードのキャスパー・ルード（ノルウェー）を6-1 6-2で下してそれぞれ決勝進出を決めた。 　年末世界ナンバーワンを決めている23歳のシナーは2年ぶり2度目の出場だった昨年の大会では決勝でノバク・ジョコビッチ（セルビア）に3-6 3-6で敗れており、初の地元優勝にふたたび王手をかけた。 　27歳のフリッツは大会デビューとなった2年前にも決勝トーナメントに進出したが、準決勝でジョコビッチに6-7(5) 6-7(6)で惜敗していた。 　今年のUSオープン（アメリカ・ニューヨーク／ハードコート）で決勝を戦ったふたりはラウンドロビン（総当たり戦）第2戦で対戦し、シナーが6-4 6-4で勝っていた。 　ダブルスでは第1シードのマルセロ・アレバロ（エルサルバドル）／マテ・パビッチ（クロアチア）と第8シードのケビン・クラウィーツ／ティム・プッツ（ともにドイツ）が勝ち上がり、決勝はボブ・ブライアン・グループ同士の対戦となった。 　ATPファイナルズはATPツアー最終戦で、今季の成績上位8名（ダブルスは8組）のみで争われる。4人ずつのグループに分かれたラウンドロビンを行い、上位2名（ダブルスは2組）ずつが決勝トーナメントに進出する形式で行われる。 ※名前の左に付いている数字はドロー番号、[　]数字はシード順位 ＜大会7日目◎11月16日｜試合結果＞ ■決勝トーナメント｜男子シングルス準決勝 ○1ヤニク・シナー（イタリア）[1] 6-1 6-2 ●2キャスパー・ルード（ノルウェー）[6] ○4テイラー・フリッツ（アメリカ）[5] 6-3 3-6 7-6(3) ●3アレクサンダー・ズベレフ（ドイツ）[2] ■決勝トーナメント｜男子ダブルス準決勝 ○1ケビン・クラウィーツ／ティム・プッツ（ドイツ）[8] 2-6 6-3 [11-9] ●2マックス・パーセル／ジョーダン・トンプソン（オーストラリア）[5] ○4マルセロ・アレバロ／マテ・パビッチ（エルサルバドル／クロアチア）[1] 7-6(1) 7-6(4) ●3ハリ・ヘリオバーラ／ヘンリー・パッテン（フィンランド／イギリス）[7]