好調アンベールが今季2勝目 フランス勢男子ではモンフィス以来の世界ランクトップ15へ<男子テニス>
ドバイ・デューティ・フリー・テニス選手権
男子テニスのドバイ・デューティ・フリー・テニス選手権(アラブ首長国連邦/ドバイ、ハード、ATP500)は2日、シングルス決勝が行われ、第5シードのU・アンベール(フランス)が第7シードのA・ブブリク(カザフスタン)を6-4,6-3のストレートで破り優勝。今年2月のオープン13・プロヴァンス(フランス/マルセイユ、室内ハード、ATP250)に続き今季2勝目をあげるとともに、シングルスツアー通算6勝目を果たした。 【動画】ルブレフが線審を怒鳴りつけ失格となった衝撃の一部始終 準決勝で昨年王者で第1シードのD・メドベージェフをストレートで下し決勝に駒を進めていたアンベール。現在は世界ランク18位でフランス勢男子ではトップのシングルスランキング保持者だ。 決勝戦、アンベールは9本のサービスエースを決めるなどファーストサービスが入ったときに73パーセントの確率でポイントを獲得。ブブリクに1度もブレークを許さないプレーを見せると、リターンゲームでは6度のブレークポイントのうち2度のブレークに成功し、1時間25分で快勝した。 25歳のアンベールはツアー決勝戦で6勝負けなしとタイトルマッチで必ず勝利。今大会はG・モンフィス(フランス)やA・マレー(イギリス)、第3シードのH・フルカチュ(ポーランド)など強敵を次々倒し優勝を手にした。 男子プロテニス協会のATP公式サイトにはアンベールのコメントが掲載されている。 「この1週間素晴らしいプレーができた。今日は簡単じゃなかったね。自分でもよくわからないけど、決勝では良いスタッツを持っているんだ(笑)。僕の周りには、本当に良いチームがいるんだよ」 「彼(ブブリク)は簡単な相手じゃないよ。2度僕のサービスをブレークするチャンスがあったけど、僕は本当に冷静で、自分が何をすべきかをよく理解していたんだ」 アンベールは4日付のATP世界ランクでキャリアハイとなる14位となることが確定。フランス人男子で世界ランクトップ15に入るのは2021年5月にモンフィスが記録して以来となる。