写真=NewsenDB

歌手イム・ヨンウンと所属事務所Mulgogi Musicの美談が明かされた。 A氏は7日、ブログを通じて自身の母親が観覧したイム・ヨンウンのコンサートレビューを共有した。 イム・ヨンウンは1月5日から7日まで、キム・デジュンコンベンションセンターで全国ツアーコンサート「IM HERO」の光州（クァンジュ）公演を開催した。 これと関連し、A氏は「私は行かなかったけれど、コンサート開始前に起きたことについて書いてみる」とし「今回をきっかけに（イム・ヨンウンが）ファンを思う気持ちが本当に優しいと思ったし、その気持ちでなぜかファンになりそうな感じだ。普段からも歌はいいと思っていた」と綴り始めた。 母親のためにコンサートチケットの購入に挑戦し、3000番台の待機に入ってR席11区域に2席の購入に成功したというA氏は「母親は数年前から狭心症を患っていて毎日薬を飲まなければならず、無理な運動をしてはならない。数日前、急に胸が苦しいと言われ、救急室に行って検査してみたけれど、何の異常もなかった。ただ、寒くて元々小さな血管がもっと狭くなり、痛みを感じたようだと言われて1日ほど入院した。でも、母親は病気で横になっているのに『それでもヨンウンのコンサートには行ける私は大丈夫』と言っていた」と伝えた。 A氏の母親は7日、コンサートを観覧するために会場を訪れたが、公演開始前に待機していたところ、倒れてしまった。A氏は「幸いにも、イム・ヨンウンのコンサートには年配の方が多いからか、救急隊員や警備員が多かったので、すぐに措置を取って近くの聖母病院に行こうとしたけれど、元々検診を受けている病院に行った。私も休んでいる時に弟が電話してくれて急いで病院に行ったら、母が倒れたのが午後3時50分、気がついたのが午後4時5分で、私が着いた時間が午後4時20分頃だった」と振り返った。 続けて「その時もコンサートの関係者の方が一緒に来てくださったけれど、元々結果まで聞いて行かなければならないと言って、5時まで病院にいてくださった。私たちが全南（チョンナム）大学病院に移動すると言ったら、関係者の方は戻ると言って保護者である父の名前と番号を持って行った。そして、予約した内容についても後から措置できれば最大限にすると言ってくださり、予約者である私の名前と番号も持って行かれた」と説明した。 ​ A氏は「母親は集中治療室に入り、私たちは近くに叔母の店があったので、そこでしばらく待機していたけれど、私の携帯電話に知らない番号から電話がかかってきたので出たら、さっきお会いした方と他の関係者の方だった。結果を全部聞いて行くと言われ、父が保護者としていたので父と話した。本当に感動したのはコンサート中に倒れたのではなく、待機中に倒れたのにここまで気遣ってくれたのがとてもありがたかった。さらに、全南大学病院に運ばれる前、結果に異常がなければ無理のない範囲でコンサートが観覧できるようにサポートすると言ってくださった。本当にかっこいい人たちだ」と述べた。 続けて「本当に驚いたのは医療費の一部を支援すると言われたことで、ここまでしてくれることに驚いた」とし「寒い日にずっと外で待ってくださったことも申し訳なく、感謝しているけれど、今回をきっかけにイム・ヨンウンが少し好きになったかも。後でもし、母がまた行きたいと言ったら一生懸命にチケットを買ってみるけれど、こんなによく対応してくださるのを見ると、また送ってあげなければならないような気もする。これは余談だけれど、私の家族みんなが母親がヨンウンさんを見ようと、とてもワクワクして心臓があまりにも速くなって倒れたのではないかと思った。抜けた内容も多く、誰が見るかわからないが、イム・ヨンウンは本当に素敵な人であることを皆が知ってほしい」と伝えた。 ​ 最後に「幸い、コンサート側の対応が早くてよかったと思う。みんながいつも健康に気をつけて、幸せになってほしい。イム・ヨンウンさんもいつも元気で、もっと成功してほしい」と付け加えた。 イム・ヨンウンは2023年、韓国全国を回りながらコンサートツアー「IM HERO」を開催した。全地域のコンサートチケットが完売となり、人気の高さを証明した。1月19日～21日にはKINTEXの第1展示場の1ホールにてツアーを続け、5月25日と26日には待望の上岩（サンアム）ワールドカップ競技場でコンサートを行う。 寄付も着実に続けており、所属事務所のMulgogi Musicと共に社会的弱者のため計12億ウォン（約1億3,000万円、公開されたものの合計）を寄付。ファンクラブの英雄時代も歌手と意志を同じくする意味で様々なボランティア活動と寄付を続け、善良な影響力を与えている。