<9年ぶりの春―鳴門>第94回選抜高校野球 選手紹介/7 /徳島
◇笑顔、ユーモアで和み 幸田大和(こうだ・やまと)外野手(2年) 笑顔とユーモアでチームを活気づけるムードメーカー。本人に自覚はないが「皆が和んでくれているならうれしい」。センバツでは三塁コーチ起用も想定され、「チームに貢献したい」と話す一方、「代打でいいので試合に出て、流れを変える選手になりたい」。 四国大会準決勝の明徳義塾戦では九回に代打で出場。外角を打てず凡退した。「センバツではその悔しさを晴らしたい」と意気込む。三好市を離れ1人暮らし。入学当初は慣れずに悩んだが、今は「寝る時に次の日が待ち遠しいほど、学校も野球も楽しい。鳴門に来て良かった」と充実した表情を見せる。 三野中出身。右投げ右打ち、174センチ83キロ。母のオムライスを食べると元気が出る。 ◇地道に練習、皆が信頼 大塚琉斗(おおつか・りゅうと)内野手(2年) がっしりした体から繰り出す長打が魅力。紅白戦や練習試合ではホームランも放つ。指導陣から「真面目で、野球でも私生活でもまっすぐな選手」と評される人柄と、地道に練習に取り組む姿から、チームメートも信頼を置く。 公式戦初打席となった四国大会決勝の高知戦。七回に代打で入ったが、ショートフライに打ち取られた。「センバツで代打を任されたら、絶対に打ちたい」。試合前には、「ベリーグッドマン」の野球をテーマにした曲「ドリームキャッチャー」を聴いてテンションを上げる。「他の誰でもない 僕しか自分に勝てない」という歌詞が気に入っている。 土成中出身。右投げ右打ち、174センチ82キロ。好物はかけうどん。