介護老健施設の完成祝う 関係者50人で竣工式 館山(千葉県)
館山市北条の館山病院敷地に、2月に開所する介護老人保健施設「たてやま」の竣工式が13日、同所で行われた。関係者ら約50人が参列し、神事やテープカットで施設の完成を祝った。 同病院を運営する医療法人徳洲会が、病院本棟北側の駐車場に整備を進めていた老健施設。2階建て鉄筋コンクリート造りで、延べ床面積は3275平方メートル。 退院後すぐに自宅で生活することが難しい要介護者などに機能訓練を中心としたリハビリテーション、看護、介護を提供し、早期の在宅復帰を支援する。 また、病院との連携でスムーズに医療ケアが受けられることなどが特徴で、入所定員は100人(一般棟60人、認知症専門棟40人)となっている。 この日の竣工式には、建築主の同法人、施工者をはじめ、地元の関係者らが出席。 鶴谷八幡宮の酒井利文宮司による神事が行われた後、セレモニーへ。 同法人の東上震一理事長は「素晴らしい施設が完成した。私たちがこの施設をフルに活用し、高齢者や介護が必要な人たちにサービスを提供することで地域の人たちの健康を守っていきたい」とあいさつ。 同市の森正一市長は「施設は医療・介護が一体となって提供される、地域包括ケアシステムの中核を担う施設と考えている。高齢者の方々が安心して暮らせる地域社会を実現するためには、引き続き関係者の皆さまの協力を賜りたい」と祝いの言葉を述べた。 出席者らによるテープカットも行われ、施設の完成を祝福した。