「京都市長選挙2024投票マッチング」利用者の結果を分析!最も重視された政策は?多く利用した年代は?
利用者が重視していた政策は?どの候補者に多くマッチした?
今回の京都市長選挙2024投票マッチングは、全12問の設問分野から「重視する項目」を3つ選んでもらいました。 上位に入った項目をみてみましょう。トップは「財政難の中で、高齢者福祉より少子化対策を優先して配分すべきですか?」で約6割。次いで「財政難を解消するために、行政サービスの一部を縮小・廃止してでも、財政健全化していくべきですか?」が約半数を占めました。 京都市が財政課題を抱える中で、どのような政策に財源を配分すべきかを問う設問に関心が集まりました。 また、3番目に「オーバーツーリズム等の対策で、宿泊税は引き上げるべきですか?」、5番目に「オーバーツーリズム等の対策で、交通機関の混雑解消のため、市バスや地下鉄の運賃を観光客向けに値上げすべきですか?」と観光関連の設問がランクイン。 コロナ禍が明けて市内に観光客が戻りつつある中、住民生活とどのようにバランスをとるかを問う設問も関心を集めました。 利用者がマッチした候補者の割合は、村山祥栄氏が47.5%で最多、当選した松井孝治氏が23.2%と続きました。二之湯真士氏は16.9%、福山和人氏は12.4%でした。 ※注:高家悠氏からは期間内に回答がなかったため、同氏とのマッチング度は測定できません。
財政、オーバーツーリズム対策に注目集まる!男女とも共通
最後にクロス集計の結果を紹介します。 市内在住の利用者が重視する項目に男女で違いがあるかを比較しました。1~5番目までは共通しており、「高齢者福祉と少子化対策」「財政健全化」「オーバーツーリズム対策の宿泊税引き上げ」「神社仏閣協力金」「オーバーツーリズム対策の観光客向け運賃」で共通しました。
最も関心が高かった設問「財政難の中で、高齢者福祉より少子化対策を優先して配分すべきですか?」では、賛成(「賛成」と「やや賛成」)が74.1%で、反対(「反対」と「やや反対」)の9.6%を大きく上回りました。男女別に回答を見ても、賛成意見が7割を超えました。
選挙後にもご注目!
投票マッチングは、政策によって利用者と候補者との一致度を図るシステムです。選挙では当選者が1人に絞られますが、政策を実現するためには多様な人の意見を取り入れて調整する手腕が問われます。 今回、あなたが関心を寄せた政策がどのように進んでいくのか?それともなかなか進まないのか?そうした目でこれからの京都市政をみると新しい発見があるかもしれません。