飲食と本を楽しんで イオンタウンにブックカフェ 館山(千葉県)
館山市のイオンタウン館山内に7月にオープンしたイタリアンレストラン「VANSAN」で、隣接する宮沢書店TSUTAYA館山店の本や雑誌をドリンクなどとともに楽しむ「ブック&カフェ」スタイルの利用をすすめている。飲食店と書店を同時経営しているからこそできるサービスで、気軽な利用を呼び掛けている。 有限会社宮沢書店が経営する両店。VANSANの店長で同社専務取締役の宮澤隆治さん(43)が、書店を経営する中で、「いつかブック&カフェを館山に開きたい」と描いていた夢が実現した形だ。 ブック&カフェとは、飲食店内にある本や、隣接する書店の本を読みながら飲食をする形態の店で、都心を中心に広がりをみせているが、安房地域ではまだ少ないという。 TSUTAYA内にある、ビニールのかかった本、ライトノベルなどの文芸書、児童書、地図、旅行本を除いた全ての本は、VANSANに持ち込むことが可能となっている。本の持ち込みは無料だが、利用する際は飲食のオーダーが必須。 宮澤店長は「コーヒーを飲みながらゆっくりと本を読んだり、お子さま連れには、キッズスペース付きの席で料理が届くまで雑誌を楽しんだりと、使い方は自由です。本に触れる空間を提供するのが書店の役目だと思っていますので、気軽に利用してもらえたら」と話している。 繁忙期や時間帯は問わず、営業時間中はいつでも利用できる。問い合わせは、VANSAN(0470―29―7537)へ。