大谷翔平、得意の6月で月間11本目のアーチ 好調の陰に新たな「ルーティン」導入
米大リーグ、ドジャースの大谷翔平選手(29)が、得意の6月で本領を発揮している。「1番・指名打者」で先発出場した26日のホワイトソックス戦で、2試合連続となる25号本塁打をマーク。6月に入ってから11本目と好調を維持する陰には、6月から新たに導入した「ルーティン」の存在があった。 【写真】ホワイトソックス戦の1回、25号となる2試合連続の先頭打者本塁打を放つドジャース・大谷 大谷は今月中旬の試合から打席に入る際、バットをいったんホームベース付近に置き、軸足となる左足の立ち位置の距離を測るようにしてから構えるようにしている。 米メディアのエッセンシャリー・スポーツ(電子版)はこの動作について、「一番大事なのは、同じ姿勢で、同じ位置に立つこと」とする大谷の談話を紹介。「打者なら誰でも正しい姿勢がどれだけ大切かを知っているが、大谷のこのパフォーマンスはその答えをうまく引き出している」と指摘した。 大谷は2021年も6月だけで13本塁打をマーク。44本塁打を放ち、ア・リーグで初の本塁打王を獲得した昨季も15本塁打をマークするなど、6月は特に相性がいい。 主力のベッツが死球による左手骨折で戦列を離れるなどチームは故障者が相次いでいるが、新たなルーティンの導入によって好調を維持する大谷のバットが、チームの中でさらに輝きを増している。