佐賀駅発着・筑肥線100周年記念ツアー 「SL人吉」50系客車に乗車
JR筑肥線・筑前前原駅~虹ノ松原駅間の開業100周年を記念し、かつて運転された「SL人吉」で使われた50系客車に乗車し、同区間を走行するツアーが12月7日に開催される。(佐賀経済新聞) 【写真】筑肥線103系国鉄色車両 筑肥線は1923(大正12)年、当時の北九州鉄道が福吉駅~浜崎駅(唐津市)間を開業し、昨年で開業100年となり、翌1924(大正13)年には、前原駅(現=筑前前原駅)~福吉駅と、浜崎駅~虹の松原駅間を、それぞれ延伸開業し、今年で100年となった。その後、同線は博多駅と伊万里駅を結ぶ路線として1935(昭和10)年に全線開通したが、1983(昭和58)年の福岡市営地下鉄開通をきっかけに、電化や地下鉄との直通運転開始などで同区間の運行形態が大きく変わり、現在に至る。 筑肥線100周年記念事業の一環として今回、「SL人吉」で使われた50系客車を唐津駅~筑前前原駅間の往復運行するのに合わせて、この列車への乗車などを組み合わせたツアーをJR九州が企画した。 当日は佐賀駅9時51分発の50系客車に乗車し、唐津車両センターで開催される「Let’s Go!トレインフェスタ in 西唐津~筑肥線開業100周年~」を訪れ、筑肥線を走行する305系、303系、103系国鉄色の3種類の車両と、50系客車の両端にDE10形ディーゼル機関車を連結した車両を並べた見学会に参加。その後、再び50系客車で西唐津駅から筑前前原駅まで乗車した後、唐津駅経由で佐賀駅に戻る。当日は、筑前深江駅でのおもてなしイベントや、沿線での50系客車の歓迎・見送りが行われる。 ツアー料金は1万4,800円(大人・子ども共通)。ウェブサイトで予約を受け付けている。
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