〈新NISA〉つみたて投資枠対象商品への「昇格」銘柄も、続々登場…「成長投資枠」の具体的な投資戦略の例【FPが解説】
新NISAの商品には、厳しい要件をクリアして、つみたて投資枠対象商品に昇格した銘柄も続々登場しています。これらを第2、第3の銘柄として成長投資枠で投資していくのも面白い戦略だといえます。※本連載は、ファイナンシャル・プランナーの神戸孝氏監修『ここで差がつく! 新NISA 徹底活用術』(インプレス)より一部を抜粋・再編集したものです。 年金に頼らず「夫婦で100歳まで生きる」ための貯蓄額
つみたて投資枠の商品は、優良銘柄が勢揃い!
つみたて投資枠で購入可能な投信は、約280本あります。成長投資枠の場合は、これにプラスして、約2000本の投信を購入することができ、合計約2280本が対象となります。この中には、つみたて投資枠対象商品と投資対象が同じ分類でも、成長投資枠でしか購入できない銘柄があります。その違いは、つみたて投資枠対象商品の厳しい条件をクリアしているか、していないかの差です。 つみたて投資枠は一般的な株価指数に連動したインデックス型投信で、コストなどの条件をクリアしていれば、設定と同時に登録可能です。 それに対し、アクティブ型投信や特殊な株価指数に連動したインデックス型投信は、厳しい要件(下記のCHECK参照)をクリアする必要があります。しかし、下表で紹介している投資信託のように、つみたて投資枠対象商品に昇格した銘柄も続々登場しています。これらを第2、第3の銘柄として成長投資枠で投資していくのも1つの戦略です。 ◆NISAで買える投資信託は全部で約2200本 成長投資枠の商品ラインアップは非常に豊富 成長投資枠で購入できる投資信託の本数は約2280本。つみたて投資枠の約280本と比べると圧倒的な本数で、さまざまなタイプの商品を選ぶことができます。 ◆「つみたて投資枠」に昇格した優秀な投信を「成長投資枠」で選ぶ 特殊な指数連動型の投資信託を狙う つみたて投資枠の対象となるのは、下記図表3のように厳しい要件が必要。そこで、つみたて投資枠に昇格した優秀な投資信託を成長投資枠で選ぶのも手です。近年つみたて投資枠入りした、特殊な指数に連動する投資信託をまとめました。 【CHECK!】 つみたて投資枠対象になるための要件は? 厳しい要件をクリアする投資信託が増えている つみたて投資枠には厳しい対象要件が課せられていますが、これらの要件をクリアする投資信託はどんどん増えており、今後つみたて投資枠でもより多くの商品を選べることになるでしょう。