【日本ダービー】近10年8勝の皐月賞組が優勢 ジャスティンミラノ中心も別路線組のシックスペンスにも注目
世代の頂点に立つのは
3歳世代の頂点を決めるダービーウィークがやってきた。過去10年で二冠を達成したのは、15年ドゥラメンテと20年コントレイルの2頭のみ。今年はどのようなレースとなるのか、主な参考レースをデータとともに振り返っていく。 【日本ダービー2024 推奨馬】勝率75%&単勝回収率252%の強烈データに該当! SPAIA編集部の推奨馬を紹介(SPAIA)
皐月賞【データ:A メンバーレベル:A】
過去10年の成績【8-9-6-70】勝率8.6%、連対率18.3%、複勝率24.7% 出走頭数は93頭と多いが、10年で8勝と好成績を残している。前走着順別成績でも1、2着馬が2勝ずつと着順が上だった馬ほどダービーでも活躍している。 ハナを奪ったメイショウタバルが後続を5馬身以上引き離す逃げで1000m通過57.5というハイペースを刻んだ。直線はジャンタルマンタルが3番手追走から早め先頭で押し切りを図ろうというところをジャスティンミラノとコスモキュランダが猛追。際どい争いとなったが、ジャスティンミラノがクビ差制し、1:57.1のレコード決着となった。3着ジャンタルマンタルはその後、NHKマイルCを快勝しており、レースレベルは高かったと言っていい。 道中5番手から運び、3戦3勝で無敗の皐月賞馬となったジャスティンミラノ。スローペースの瞬発力勝負で勝ち上がってきたが、ハイペースにも難なく対応してみせた。東京コースに戻るのも歓迎材料で、日本ダービーに向けて死角は見当たらない。 2着コスモキュランダは中団追走から4角で大外を回し、残り100mを切ったところからはジャスティンミラノと馬体を併せながら伸びた。クビ差及ばなかったが、力は十分に見せつけたレースだった。J.モレイラ騎手の好騎乗、ハイペースで持久力を問われる展開も味方した。 4着アーバンシックは中団よりやや後ろを追走。直線は外へと持ち出して追い込んだが勝ち馬とは0.4秒差だった。決して器用なタイプではなく、コース替わりは歓迎。逆転の可能性はある。 5着シンエンペラーは、まだ馬体に緩さを残しながらも健闘。牝馬ながら1番人気に支持されたレガレイラは6着に終わるも、後方2番手から直線大外を回す内容で上がり最速タイ33.9の末脚で伸びた。今回はC.ルメール騎手に手綱が戻り、ウオッカ以来となる牝馬のダービー馬誕生なるか注目される。 その他では7着エコロヴァルツ、9着サンライズジパング、10着ミスタージーティー、12着サンライズアース、13着ビザンチンドリーム、17着メイショウタバル、スタート直前に除外となったダノンデサイルも出走を予定している。