新型グループセット「スーパーレコードSワイヤレス」を発表|Campagnolo
新型グループセット「スーパーレコードSワイヤレス」を発表|Campagnolo
イタリアの老舗自転車パーツメーカー、カンパニョーロから、新しいグループセット「スーパーレコードSワイヤレス」が登場した。この「S」は、同社のフラッグシップモデル「スーパーレコード ワイヤレス」をベースに、さらなる進化を遂げた特別エディションを意味している。シンプルながら力強い「S」という一文字に、革新と伝統が込められている。
新型「スーパーレコードSワイヤレス」の特徴
「スーパーレコードSワイヤレス」の最大の特徴は、マットブラック仕上げと、クランクセットおよびカセットの歯数が拡張され、より幅広いギヤ比が実現されている点だ。多様な走行シチュエーションに対応可能な、より自由度の高いギヤ選択が可能となった。 また、このモデルはカンパニョーロのエレガントなデザイン美学を継承しており、マットブラックの仕上げがコンポーネントのエアロダイナミックなラインを引き立てる。まるでベルベットのような深い黒が、視覚的にも触覚的にも特別感をもたらしている。
サイクリングの新たなステージへ
カンパニョーロは長年にわたり、世界中のプロサイクリングシーンを支え続けてきたが、この「スーパーレコードSワイヤレス」は、その歴史と技術の粋を集めたモデルだ。ウルトラ・トルクシステムによる高効率なパワー伝達性や、特許取得済みのプロ・テックシールによる防塵・耐久性能など、性能面でもこれまで以上に強化されている。 加えて、エルゴパワーシステムによる完璧なエルゴノミクスとレバーの適応性は、長時間のライディングでも快適さを保つ。さらに、MyCampy 3。0アプリと連携することで、ライディングパフォーマンスのモニタリングやバッテリー残量の管理が手軽に行える点も魅力だ。
拡張されたギアレンジと選択肢
「スーパーレコードSワイヤレス」では、クランクセットの歯数が従来の45×29、48×32、50×34のチェーンリング構成に加え、52×36、53×39、54×39が新たにラインナップに追加された。より広いギアレンジが提供され、プロフェッショナルライダーから熱心なアマチュアライダーまで、さまざまなレベルのライダーのニーズにも対応するギヤ設定が選べるようになった。特に、プロライダーに好まれる傾向が強い、大きなサイズのチェーンリング構成が加わったのはレース志向なライダーに朗報だろう。 さらに、スプロケットも新しく11-32Tが加わり、既存の10-27Tおよび10-29Tと併せて、より多様なギア比を選べるようになった。幅広いギヤ比が提供されることで、さまざまな地形や状況に対応できる柔軟性が生まれている。