西田敏行さんの弔問に訪れた三谷幸喜

　脚本家の三谷幸喜氏（63）と俳優の妻夫木聡（43）深津絵里（51）が21日、虚血性心疾患で17日に76歳で亡くなった俳優西田敏行さんの都内自宅を弔問した。 【写真】西田敏行さんの弔問に訪れた妻夫木聡 　妻夫木、深津、西田さんは、08年に三谷氏が監督を務めた「ザ・マジックアワー」で共演。1時間半ほど、3人で西田さんの遺体と無言の対面を果たした。 　三谷氏は「『ザ・マジックアワー』で佐藤浩市さんがナイフを何回もなめて、西田さんが『そんなに気に入ったなら持って帰りなさい』ってせりふを書いた。それを大好きな西田さんが『こんな面白いせりふを本当にありがとう。早く言いたい』と言ってくださった」と回想。突然の別れに「もっと一緒にお仕事をさせていただきたかった」と沈痛な面持ちだった。 　妻夫木は「まだ寝ていて芝居をしているよう。信じられない」と語った。「自分の幸せよりも人の幸せを考える方でした。一緒にご飯を食べたりカラオケで歌ってくださったり…」と思い出を明かした。 　西田さんの自宅にはこの日、西島秀俊（53）や坂本三佳（44）石倉三郎（77）小野武彦（82）らも弔問に訪れた。西田さんは17日午前6時ごろ、虚血性心疾患で亡くなった。葬儀・告別式は家族葬で執り行う予定で、お別れの会などについては改めて発表するとしている。