「タンス貯金」はなぜ税務署にバレるんですか? また、どんな時にバレやすいの?
タンス預金が税務署にバレる理由
なぜ、自宅に保管しているだけのお金の存在が税務署にバレてしまうのかを不思議に感じる人もいるのではないでしょうか。タンス預金が税務署にバレる理由は、口座やお金の流れを確認・調査されるからです。 日本では、全国の国税局や税務署をネットワークで結び、申告や納税などの情報を一元管理する国税総合管理(KSK)システムが運用されています。端的に表現すると、これは国民の収入や財産などを把握し、税務調査にも利用されているシステムです。 例えば、亡くなった人の所有財産と比較して相続人の申告した相続額が少なければ、銀行口座からの入出金がなくても、すぐさまタンス預金が疑われます。 税務署では、亡くなった人だけではなく相続人やそのほかの家族の口座を確認・調査するケースも珍しくありません。不自然なお金の動きがあった場合、やはりタンス預金が疑われるでしょう。 故人の財産を現金化する動きがあれば、同様に疑われます。これらのシステムの運用と調査権限の存在が、タンス預金が税務署にバレる理由です。
タンス預金が税務署にバレる主な理由はKSKシステム
タンス預金は、銀行などではなく自宅で現金を保管しておくことを指す表現です。単に、自宅に現金を置いておくだけで問題となるケースは基本的にはありません。 ただし、相続が発生した場合は税務署にバレる可能性が出てきます。国民の財産などは国税総合管理(KSK)システムにより把握されており、相続の申告などに問題があれば税務署にバレてしまいかねません。タンス預金も正確に申告すれば問題ないため、脱税行為とならないように注意しましょう。 執筆者:FINANCIAL FIELD編集部 ファイナンシャルプランナー
ファイナンシャルフィールド編集部