インドネシア経常赤字、第1四半期は対GDP比0.6%に拡大
[ジャカルタ 20日 ロイター] - インドネシア中央銀行が20日公表した第1・四半期の経常収支は22億ドルの赤字だった。対国内総生産(GDP)比では0.6%と、前四半期の0.3%から拡大した。 輸出と第一次所得の減少が響いた。 債券市場を中心とするポートフォリオ流出が金融・資本収支を圧迫した。 国際収支は60億ドルの赤字。2023年第4・四半期は86億ドルの黒字だった。 中銀は24年通年のGDP比経常赤字見通しを0.1─0.9%で据え置いた。23年実績は0.1%だった。 「資本・金融収支は、世界的な金融市場の不透明感が和らいだ後で資本流入が戻ると予想されることから、黒字を記録すると見込まれる」とした。