マカオで中国とポルトガル語圏諸国の文化芸術祭開催…10~12月
マカオ政府文化局(ICM)は10月9日午後に会見を開き、同局が主催する中国とポルトガル語圏諸国の文化芸術祭「エンカウンター・イン・マカオ」のプログラム紹介を行った。 同イベントの開催は6回目となり、(2024年)10月から12月にかけて文化祭、美術展、映画祭、コンサートなどがマカオ各所で実施される。 このうち最大規模で行われるのが、27回目となる「ルゾフォニアフェスティバル(Lusofonia Festival)」。ポルトガル語圏諸国の文化祭にあたり、毎年秋の恒例イベントとして定着しているもの。例年は週末3日間の開催だが、今年は2週末連続の6日間(10月25~27日及び11月1~3日)に拡大され、インドのゴア・ディウ・ダマン地域の文化にスポットを当てるという。
ルゾフォニアフェスティバルはタイパ島の龍環葡韻エリア一帯が会場となり、在マカオのポルトガル語コミュニティ(アンゴラ、ブラジル、カーボベルデ、ギニアビサウ、ゴア・ダマン・ディウ、モザンビーク、ポルトガル、サントメプリンシペ、東チモール、マカニーズ)による特色ある音楽、手工芸、ファッション、フード&ドリンク、観光情報のブースが並ぶほか、ポルトガル語圏諸国の歌手やバンドによるコンサートや民族舞踊といったステージパフォーマンスも多数上演予定とのこと。 前年に続き、マカオの統合型リゾート(IR)運営会社、ギャラクシーエンターテインメントグループ(GEG)がメインスポンサーを務める。GEG社では、中国とポルトガル語圏諸国から8つの伝統舞踊チームを招き、開催期間中にマカオ各所でパフォーマンスを行うとした。
このほか、エンカウンター・イン・マカオでは、8チームによるコミュニティ伝統舞踊パフォーマンスが10月24日から11月3日までギャラクシーマカオ(ダイヤモンドロビー及びクリスタルロビー)、タイパビレッジ(フェイラ・ド・カルモ)、聖ポール天主堂跡ほかで、約30の映画作品を上映する映画祭が11月23日から12月23日までギャラクシーシネマズ、シネマテークパッションで、23人のアーティストによる136作品を展示する美術展が10月25日から2025年2月9日までマカオ芸術博物館及びタイパハウス(エキジビションギャラリー)で、中国語とポルトガル語をメインに多言語の絵本・児童書およそ500種類を展示・販売する絵本展が10月25日から11月3日までタイパハウス(ノスタルジックハウス)で、カーボベルデに著名歌手ティト・パリスさんとマカオチャイニーズオーケストラとのジョイントコンサートが11月15日にマカオ文化センターで、ポルトガルワインワークショップが11月23日、30日、12月7日(場所未定)などのプログラムがラインナップ。 イベントの詳細はICMの公式サイト(https://www.icm.gov.mo/FCP/2024/)で確認することができる。