高齢者「パック型液体洗剤」“誤飲”で最悪のケースも…国民生活センターが注意喚起
事故を防ぐためには…
では、これらの事故を避けるためには、どのような対応が適切なのだろうか。国民生活センターは消費者に対して、次のようなアドバイスを行っている。 ・パック型液体洗剤は、子どもだけでなく、不用意に触ってしまうおそれのある方の手の届くところには置かないようにする ・パック型液体洗剤を使用したあとは、必ずふたなどをしっかり閉めて、子どもなどの手の届かない置き場所にすぐ戻すことを習慣にする ・パック型液体洗剤をぬらさないよう気を付ける ・子どもや高齢者などが誤って口に入れてしまい、洗剤などを飲み込んだ可能性がある場合や、目に入り、よく洗い流しても異常を感じる場合には、商品の成分が分かるパッケージなどを持って医療機関を受診する また、事業者に対しては「事故の再発防止のため、手の届かないところで使用・保管するなどの啓発等を含めた、より一層の安全対策を推進するよう要望します」と呼びかけた。 抗菌や消臭といった優れた性能がうたわれている便利なパック型液体洗剤だが、保管方法など、取り扱いには注意が必要だ。
弁護士JP編集部