バスマニアの高速車での座席選びテクとは? 現役高速バス運転士の話も参考にしたら深すぎた!!
以前にバスマニアは路線バスでどこに座り何を見ているのかという記事を書いたが、今度はトップドアのハイデッカー高速車ではどこに座るのかということについて聞いてみた。あなたならばどこに座るだろうか。 【画像ギャラリー】バスマニアの高速車での座席の選び方とは?現役高速バス運転士の話も役に立つ!(5枚) 文/写真:古川智規(バスマガジン編集部) (詳細写真は記事末尾の画像ギャラリーからご覧いただくか、写真付き記事はバスマガジンWEBまたはベストカーWEBでご覧ください)
■かぶりつき左派
路線バスタイプの車両では、いわゆる「かぶりつき」の最前列左側か、最後尾かという回答が多かった。高速車のようなトップドア車(前に扉が1枚だけの車両)ではどうだろうか。 すべてではないが、高速車はハイデッカー車(床面が高い車両)が多く、路線車と比較して見晴らしが良い。景色を見るのであれば、正直どこでも構わないだろうが、やはり人気は最前列の「かぶりつき」だった。しかし左右の好みはそれぞれだった。 高速道路を走る高速バスでは最前列左側席が眺めは最も良い。走るルートと沿線の景色がわかっているのでれば、それにより左右が決まるのだろうが、景色優先の方は左席を狙うという回答が多い。
■かぶりつき右派
さて、ハイデッカー車では運転席後ろの右席も人気が高い。事業者や路線にもよるが、路線バスのように運転席との間に遮るものがないことが多く、運転士の気分で前を見ながら運転を眺められるのが人気の理由のようだ。 その気になればスピードメーターやタコメーター、マニュアルトランスミッション車であればシフトインジケーターも見えるので、そのあたりも人気が高い理由だろう。これは鉄道でも同様ではないだろうか。
■最後尾派
路線車と同様に最後尾も人気が高い。理由はい同じでエンジン音が聞けるからというものだ。高速道路を走り続けるバスは一定の速度で巡航する。エンジン音やターボ起動音、あるいはギアが変われば外を見ていなくても登坂に差し掛かったとか、峠越えの区間だとかがわかる。よって前が見えなくても問題ないというマニアな意見もあった。 逆にエンジンブレーキや排気ブレーキ、リターダが掛かれば本線バスストップや降車休憩場所に接近したことがわかり、それもなければ渋滞に引っかかったと判断できる。駆動系の音を聞くだけで運転士がどのような運転操作をしているのかがわかるのでそれが楽しいという意見だ。