世界のクリーンエネ投資、今年2兆ドルへ 化石燃料の倍に=IEA
Nina Chestney [ロンドン 6日 ロイター] - 国際エネルギー機関(IEA)は年次報告書「世界エネルギー投資」の中で、今年のエネ投資総額が初めて3兆ドルを超え、そのうち約2兆ドルが再生可能エネや電気自動車、原子力発電などのクリーンエネ技術・インフラに充てられるとの見通しを示した。 残りはガス、石油、石炭の化石燃料に向けられるという。 IEAのビロル事務局長は「クリーンエネ投資の増加は、力強い経済、継続的なコスト削減、エネ安全保障上の考慮に支えられている」と述べた。 2024年のクリーンエネ投資は中国が6750億ドルと推計されており、最大のシェアを占める。欧州は3700億ドル、米国は3150億ドルとなりそうだ。 太陽光発電(PV)への投資が他のどの発電技術よりも大きく、太陽電池モジュールの価格下落により、24年の投資額は5000億ドルに拡大する見込み。