新型三菱「トライトン」こそ、都会でも郊外でもモテる一台でした
オンロードは、じゃ、どうか。これも期待以上でした。新設計のディーゼルエンジンは、低めの回転域で頭打ち感がでることなく、一般道から高速まで、日常的なほとんどの場面でスムーズな加速感を味わわせてくれます。6段オートマチック変速機の設定もよくて、最適のトルクバンドをキープするのです。
大型ピックアップだけのうれしいオマケつき!
乗り心地も、上々。前述のとおり、よく伸びるサスペンションアームと、各部品のファイン(細かい)チューニングが効を奏しているのでしょう。しかもステアリングも乗用車的で、運転席で操縦していると、乗用車ベースのSUVを操っているのとそう違いは感じられません。 ダブルクルーキャブといって、前後席ともに余裕ある空間を確保した4ドアのキャビンが日本仕様。後席はヘッドルームもレッグルームも余裕があるうえ、意外なほど静粛性が高いのも特筆点です。ソフトなシートクッションとともに、後席乗員だって、リラックスして乗っていられます。
トライトンに乗ろうというオヤジさんに、忘れていただきたくないことがあります。着座位置が高いので、彼女が乗り込む時、ちょっと苦労するかもしれません。そのときは優しく手を差し伸べて、引っ張ってあげてください。これで頼りがいのあるひと! と安心感がさらに増すはず。そんなオマケもついてくるクルマなのです。
■ 三菱トライトンGSR
全長×全幅×全高:5360×1930×1815mm ホイールベース:3130mm 車重:2140kg エンジン:2439cc直列4気筒ディーゼル 駆動方式:パートタイム4WD 最高出力:150kW@3500rpm 最大トルク:470Nm@1500~2750rpm 価格:540万1000円~/三菱自動車
文/小川フミオ 写真/三菱自動車 編集/Web LEON編集部