早稲田実業、明大明治を2-1で破り8強も....森泉武信監督は反省の弁
令和6年度関東高校サッカー大会東京予選2回戦が20日、駒沢補助競技場で4試合が行われ、第1試合ではシードの早稲田実業と1回戦をPK戦で勝ちあがった明大明治が対戦した。 【フォトギャラリー】 明大明治 vs 早稲田実業 均衡が破れたのは前半13分。早稲田実業がFW8竹内太志(2年)が左サイドからペナルティエリア内深く進入し、ゴール前に折り返しのパス。これをFW11霜田優真(2年)が合わせ、先制ゴール。 勢いづくFW11霜田は特長の快足をいかし、何度も相手陣内深く、進入。追加点を狙ったが、相手守備陣に阻まれ、あとひとつ及ばなかった。 前半、早稲田実業に主導権を握られっぱなしで、ほぼチャンスがなかった明大明治が後半、反転攻勢に出る。後半13分、サイドチェンジを受けたFW11清水悠生(3年)が左サイドから突破し、ゴール中央に横パス。これをFW9川名蓮(3年)が左足であわせ、明大明治が同点に追いついた。 その後、双方、攻守が細かく入れ替わる展開となるなか、後半37分、早稲田実業は左サイドからクロスをあげた際、明大明治がクリアミス。これがオウンゴールとなり、早稲田実業が追加点をあげ、試合終了。早稲田実業が2-1で明大明治を振りきり、準々決勝に駒を進めた。 オウンゴールというラッキーな形で勝利した早稲田実業。しかし森泉武信監督は「勝ったことがプラスなのか、マイナスなのか、いまの時点ではわかりません」と表情を曇らせた。森泉監督は試合前、「イレブンにセカンドボールを拾って、味方につなげること」「果敢にペナルティエリア内に入ること」「強い気持ちをもってプレーすること」など指示を出した。しかしチームとしても、個人としても物足りなさが目立ったのか、森泉監督は「シュートが打てなかった」「力が足りなかった」と反省の弁を繰り返した。 なお、準々決勝に進んだ早稲田実業は27日、実践学園と対戦する。 (文・写真=佐藤亮太)