慣習か、好きなものか 安達葵紬ゴルフ始めました【Dispatch 10】
二人組ユニット「カノサレ」のメンバーとして活動するアイドル、安達葵紬がゴルフの道に足を踏み入れる。旺盛な好奇心と高い身体能力を誇る彼女に課せられた目標は〈100切り〉。ゴルフの「ゴ」の字も知らない彼女が目標を達成する日は来るのだろうか。当シリーズは来るべきその日まで続く。
慣習か、好きなものか
我孫子「ついつい楽しくなって、スニーカー談義ばかりになってしまいましたが、そもそもの話は、ゴルフの練習用のスニーカーをどうするか」 安達「ちょっと、候補を持ってきました」 我孫子「ヴァージル・アブロー」 安達「厚底はダメと、福住さんが仰っていたので」 我孫子「これは、ランニングシューズじゃなかったっけ?」 安達「たしか、そうだったと思います。同じ形で黄色も持っていて、そっちのほうがよく履いてます」 我孫子「このトゲトゲ、コンクリートの上で履くと、違和感ないですか」 安達「最初だけ、気持ち悪いです。なんかグニン、グニンってなるので。でも、すぐ削れるので何回か履けば大丈夫ですね」
ストリート的安達ゴルフシューズ選び
安達「ゴルフシューズってぜんぜん分からないんですけど、そもそも何を履けばいいか」 我孫子「確かに、これまでの安達さんのファッション遍歴とは、なかなか結びつきずらいかもしれない」 安達「お父さんはゴルフが趣味なので、そのうちに一緒にラウンドできたらなと思ってはいるんですけど」 我孫子「ゴルフは、いわゆる紳士のスポーツというイメージも強いですからね。日本でも、仕事上での接待などバブル期のイメージが強いですし。対して安達さんの好きなスタイルは、ヒップホップとかアメカジとか、いわゆるユースカルチャーに根差したスタイルに惹かれてきてますもんね。それらって、そういうゴルフが持つイメージと真逆というか、それに反発して生まれてきたようなものですからね。言ったら、水と油みたいな」 安達「だから、ゴルフから離れちゃうかもしれないけど、私の好きな感じで選べたらなって」 我孫子「確かに、福住さんからしたら、このナイキも邪道っていうかもしれないね(笑)」 安達「難しいですよね」 我孫子「でも良いと思いますよ。最近では、ストリート界隈の人がゴルフにハマってると、よく聞きます。そういった人たちは、だいぶカジュアルというか。ルールは押さえつつ最大限着崩してるっていうか。その人なりのスタイルで楽しんでいます。仕事上の接待で、というのもまた別の良さがありますが、個人的には、ルールを踏まえつつ、最大限自分らしいファッションでゴルフをする方が、ピュアにゴルフを楽しめるかもしれない」