捨てられる花、手水に活用 高岡・射水神社にヒマワリ 南砺福野高生が栽培
南砺福野高農業環境科の生徒が、緑肥用に栽培したヒマワリの花を射水神社の「花手水」に提供した。本来は捨てる花を活用した。手水に約120個のヒマワリの花が浮かび、参拝者を楽しませている。 緑肥用ヒマワリは、野菜などを育てる前の畑で栽培し、茎や根ごと地面にすき込むため、花は活用されない。南砺福野高3年の髙桑裕貴さんらのグループは、課題研究の一環で廃棄される花の活用に取り組んでいる。射水神社では手水舎を花で彩る「花手水」に取り組んでいると知り、同校のヒマワリを使ってもらえないかと提案した。 7月下旬、緑肥にする前の花を採取し、射水神社に提供した。髙桑さんは「捨てられる花にも価値があると知ってもらえたらうれしい」と話した。8月中旬まで楽しめる。
