【ロッテ】現役引退の井上晴哉、初のラジオ出演「人のために何かやりたい」今後のキャリア語る
今季限りで現役を引退したロッテ井上晴哉内野手(35)が25日、J-WAVE「STEP ONE-ONE THE EDGE」に生出演し、11年間のプロ野球生活や今後のキャリアについて語った。 【写真】引退セレモニーで泣く井上晴哉 井上は社会人の日本生命から13年ドラフト5位で入団。球団史上64年ぶりの新人開幕4番と好スタートを切ったが、当時のロッテには清田育宏、井口資仁、里崎智也、今江敏晃ら名選手がズラリと並んでいた。「この人たちを抜いてレギュラーになるのは考えられなかった。5年持つかどうかなってぐらいで、ちょっとビビりながらスタートした」と当時の心境を振り返った。 自身の現役生活には「90点」を付けた。18年にはキャリアハイの24本塁打と99打点をマーク。「1つの時代としてやりきったと思います。あれがなかったら、もっと悔しかったと思いますけど、今はもうスッキリとしてますね」と語った。100点満点への10点分としては「何もタイトルをとれていないってというところですかね。1つ何かタイトルが欲しかったですね」と笑顔で話した。 引退を考えたのは夏ごろ。「1軍に上がれないのもありまして、若い子が成長していると感じた。今の自分がそれぐらいできるのかって考えた時に、『ちょっと待てよ』っていう感じになった」と現役引退が頭によぎった瞬間を明かした。最終的に引退を決断したのは10月に入ってからで、「『まだいける』っていう、抵抗もしてました。なんとも言えない、どうしたらいいんだろうっていうのはありました」と熟考を重ねた末だった。 人生初のラジオ出演を終え「めちゃくちゃ緊張しました」と苦笑いを見せた。今後については「僕が知らない世界がいっぱいあると思うし、それは知りたいですよね。しゃべる仕事もしてみたいですし。自分のためより、人のために何かやりたいっていうのは確かですよね。野球に関われるならいいですね」と展望を語った。