オランダから帰国し、取材に応じるスパルタ・斉藤

　Ｕ―２３日本代表候補のオランダ１部スパルタＭＦ斉藤光毅が２５日、オランダから帰国した。 　今季リーグ戦ではシーズン途中に負傷で離脱した期間もあったが、２１試合に出場して３得点５アシストをマーク。「仕掛けの部分、裏への抜け出しは、相手が嫌がってるなって自分でもわかる。そこは通用する部分というか、今までもずっと通用してきたので、これからも出していきたいなと思っています」と手応えを口にした。 　Ｕ―２３日本代表がパリ五輪出場権を獲得した五輪アジア最終予選は、国際Ａマッチ期間外だったため、参加することは出来なかった。チームメートで同代表候補のＭＦ三戸舜介とともに試合はチェックしていたが「正直すごいもどかしい気持ちがありました。やっぱり見ることしかできなかったので、自分も戦ってやりたいっていう気持ちはすごくあって」と、率直な思いを明かした。 　パリ五輪本大会も国際サッカー連盟（ＦＩＦＡ）が定める国際試合期間外のため協会の招集に強制力がなく、各選手の所属クラブとの交渉が必要となる。それでも、斉藤は「ずっと代表活動でもパリオリンピックを目指してやってきたので、そこはやっぱり特別な思いがあります。最終予選を映像で見てたっていう悔しさもあるので、出られればですけど、バリ五輪にぶつけたいなと思ってますし、活躍すれば自分のキャリアにとってすごい大事な大会になってくると思う。そこは本当に頑張りたい」と、個人の思いとして出場への強い意欲を示した。