磐田の元日本代表MF遠藤保仁が現役引退&G大阪コーチ就任「選手にプラスになる要素があれば伝えていきたい」
ジュビロ磐田は9日、元日本代表MF遠藤保仁(43)が2023シーズン限りで現役を引退し、2024シーズンから古巣ガンバ大阪のトップチームコーチに就任することを発表した。 【動画】遠藤保仁からファンへのメッセージ 鹿児島実高出身の遠藤は、1998年に横浜フリューゲルスでプロ生活をスタート。その後、京都パープルサンガ(現京都サンガF.C.)を経て2001年に加入したG大阪で、2度のJ1優勝や2008年のACL制覇などを経験した。 磐田には2020年10月に期限付き移籍で加入し、2021年のJ1昇格に貢献。2022年から完全移籍となり、チームは同シーズンにJ2降格となったが、2023年もリーグ戦21試合に出場してJ1復帰に寄与した。 また、1999年にワールドユース準優勝を果たした“黄金世代”の1人として知られ、2002年11月にA代表デビュー。2度のアジアカップ優勝や3度のワールドカップ出場を経験した。国際Aマッチ通算では152試合に出場し、15ゴールを記録。出場数は日本歴代最多となっている。 現役引退に際し、磐田の公式サイトを通じて「ジュビロには2020シーズンの途中から移籍をさせていただき、加入当初はJ2で、翌シーズンもJ2で戦って、見事優勝・J1昇格という良い想い出ももちろんありますが、J2に降格してしまったという悔しい思いもしました」と述懐。続けて「ただ、2023シーズンでまたJ1に上がることができて、来シーズンはJ1でみんなが輝いているところを陰ながら応援したいと思っております」とエールを送っている。 そして「私自身、磐田・浜松での生活を本当に楽しめました。皆さんが優しく接してくれ、リスペクトしてくれて、素晴らしい約3年間を過ごせたと思っています。サッカーの部分でもすごく楽しく、毎日充実した日々を送ることができたのも、皆さんのおかげだと感謝しています」と述べ、「今シーズン、僕自身はガンバ大阪のコーチをすることが決定していますが、吹田スタジアムにジュビロの皆さんも来られると思うので、また会えるときを楽しみにしています」と語った。 一方、トップチームコーチを務めるG大阪の公式サイト上では「私のキャリアの中でも多くの月日を過ごしたクラブで、また戦うことが出来ることを大変嬉しく思います」とコメント。「指導者としては勉強の身なので、紆余曲折あると思いますが、選手達と共に成長し、チームの勝利に貢献していきたいです。その中で、私が選手時代に感じたことなど、選手にとってプラスになる要素があれば伝えていきたいと考えております」と決意を表明した。 以下、クラブ発表プロフィール&コメント全文 ●MF遠藤保仁 (えんどう・やすひと) ■生年月日 1980年1月28日(43歳) ■出身地 鹿児島県 ■身長/体重 178cm/75kg ■利き足 右足 ■血液型 AB型 ■経歴 鹿児島実高-横浜F-京都-G大阪-磐田-G大阪-磐田 ■出場歴 J1リーグ:672試合103得点 J2リーグ:104試合10得点 カップ戦:77試合5得点 天皇杯:51試合10得点 ACL:58試合10得点 日本代表:152試合15得点 ■コメント ▽磐田 「ジュビロ磐田のファン・サポーターの皆様、私は2023シーズンをもちまして現役生活に終止符を打ち、引退することを決めました。 ジュビロには2020シーズンの途中から移籍をさせていただき、加入当初はJ2で、翌シーズンもJ2で戦って、見事優勝・J1昇格という良い想い出ももちろんありますが、J2に降格してしまったという悔しい思いもしました。ただ、2023シーズンでまたJ1に上がることができて、来シーズンはJ1でみんなが輝いているところを陰ながら応援したいと思っております。 私自身、磐田・浜松での生活を本当に楽しめました。皆さんが優しく接してくれ、リスペクトしてくれて、素晴らしい約3年間を過ごせたと思っています。サッカーの部分でもすごく楽しく、毎日充実した日々を送ることができたのも、皆さんのおかげだと感謝しています。 今シーズン、僕自身はガンバ大阪のコーチをすることが決定していますが、吹田スタジアムにジュビロの皆さんも来られると思うので、また会えるときを楽しみにしています。 素晴らしい関係をジュビロ磐田の皆さんと、磐田・浜松の皆さんと築くことができたので、また磐田・浜松に遊びに行きたいなと思っています 約3シーズン、お世話になりました。最高の想い出ができたと思っております。 本当にありがとうございました。バイバイ!」 ▽G大阪 「ガンバ大阪サポーターの皆さま 2024シーズンよりガンバ大阪トップチームのコーチに就任することになりました。私のキャリアの中でも多くの月日を過ごしたクラブで、また戦うことが出来ることを大変嬉しく思います。指導者としては勉強の身なので、紆余曲折あると思いますが、選手達と共に成長し、チームの勝利に貢献していきたいです。その中で、私が選手時代に感じたことなど、選手にとってプラスになる要素があれば伝えていきたいと考えております。今後とも宜しくお願い申し上げます。」