飯豊まりえ“朱梨”、傷害事件を起こした淵上泰史“矢田部”の感情に寄り添う姿に「言葉刺さった」「泣きそう」の声<オクトー>
飯豊まりえが主演するドラマ「オクトー ~感情捜査官 心野朱梨~Season2」(毎週木曜夜11:59-0:54、日本テレビ系/Lemino、Hulu、TVerにて配信)の第2話が、10月10日に放送。飯豊演じる朱梨が、淵上泰史演じる傷害事件の被疑者・矢田部の感情に寄り添う姿が反響を呼んでいる。(以下、ネタバレを含みます) 【動画】飯豊まりえ“朱梨”、夫の不倫相手を殺した容疑者から“恐怖”の感情を読み取る ■目に見えない感情から事件の真相に迫る刑事サスペンスSeason2 本作は、容疑者の感情から不可解な事件の真相に迫る新感覚の刑事サスペンス「オクトー ~感情捜査官 心野朱梨~」(2022年、日本テレビ系)のSeason2。今回は2つの事件が交錯し、8つの感情を色として見ることができる女性刑事と、モノに残された感情が見えるタイ人の容疑者による、史上空前の感情捜査の幕が上がる。 飯豊が東神奈川署から警視庁に出向してきた警部補で感情捜査官の心野朱梨を、淵上が母校の中学校で傷害事件を起こした被疑者・矢田部を演じ、影山優佳、Sapol Assawamunkong(Great)、岩瀬洋志、高野洸、小波津志、松井玲奈、浜野謙太、浅香航大らが出演。主題歌はみゆなの「あなたに抱きしめて」、オープニング曲はPSYCHIC FEVER from EXILE TRIBEの「Cold Rain」となっている。 ■飯豊まりえ“朱梨”が事件を起こし無気力な淵上泰史“矢田部”にかけた言葉に涙 ある中学校で障害事件が起きた。逮捕された被疑者・矢田部(淵上)は刃物を持って暴れ回り、生徒に体罰をふるっていた体育教師の高橋(加瀬信行)らを刺傷。滝沢(影山)と取り調べを行った朱梨(飯豊)は、矢田部から“信頼”を表す黄緑色を見たと、動機に違和感を覚える。さらにSNSで高橋が生徒に体罰を行う動画が拡散されたことを知ると、“不安”を表す緑色が見えたという。 捜査のなか、矢田部が寝たきりの母親を、中学生の頃から30年近く介護してきたことがわかる。今でいうヤングケアラーだ。母の介護にはうんざりしていたという矢田部は、困っている人に耳を傾けない社会が悪いと、償わなきゃいけないのは自分ではなく体罰をしていた教師だという。矢田部の言葉と見える感情が一致しない。滝沢と矢田部の家に向かった朱梨は、矢田部の感情に迫る。 取り調べ中、矢田部は母を亡くした後何もする気がおきなかったこと、自ら命を断とうとしていたが失敗したこと、そして国に殺してもらおうと思い事件を起こしたことを話す。朱梨が無気力な矢田部に、矢田部が諦めないことが報道を目にする孤独な人たちが諦めない理由になるかもしれないと「生きることを諦めないでください」というと、目から涙をこぼした。 朱梨が矢田部にかけた言葉の数々に「母親の介護を30年続けた容疑者に、姉の介護を15年続けた朱梨ちゃんが諭すシーンとヤングケアラーの現実を絡めた描写が秀逸で見入ってました」「朱梨の矢田部への説得の言葉刺さった」「生きることを諦め、思いついた体罰教師への報復事件。かわいそうな人生だけど救えたかもしれない」「心野さんの言葉とエンディングの曲の最後の歌詞が重なって泣きそうになった」などの声があがる。 さらに30年間介護生活を送っていた矢田部の役柄に「ヤングケアラーの話がつらすぎて胸が痛い。30年介護生活って想像を絶する。何も残らなかったって、つらいよ。フィクションでなく現実でこんな世界が存在していることが何よりつらい」「ヤングケアラー問題は、もっときちんと取り上げられるべき問題だと思う」「軽視できない現代社会の問題に沿った内容で考えさせられる回だった」などと世の“ヤングケアラー”について考えさせられる展開も反響を呼んでいる。 ◆文=ザテレビジョンドラマ部