カズ、早くも復帰特需か JFL複数クラブが試合会場の集客規模の大幅拡大を模索
J2横浜FCから半年間の期限付き移籍でJFL鈴鹿への加入が決まった57歳FWカズ(三浦知良)が25日、聖地の東京・国立競技場で会見を行った。「やめる選択は僕の中にはない」と情熱を示し、果敢に攻撃する「ベテランらしくないプレー」を誓った。背番号は、もちろん「11」。7月14日のホーム大分戦から出場可能となる。鈴鹿戦に備えて収容人数の多いスタジアム確保に動いているクラブも既にあり、JFLに再びカズ旋風が巻き起こる。 【写真】57歳のカズ、サントス時代からの年度別成績 ◇ ◇ ◇ 早くも、カズ効果の動員増を見込んだ動きが出てきた。関係者によると、複数クラブが収容規模のより大きなスタジアム変更を模索しており、中にはJ1や日本代表戦が行われる会場を押さえるクラブも。復帰特需を大歓迎している。カズが鈴鹿に在籍し、途中出場で11年ぶりに聖地国立のピッチに立った22年10月のクリアソン新宿戦には、JFL最多の1万6218人が詰めかけた。今季後半戦で再びの国立開催を期待する声もある中、鈴鹿の斉藤社長は「やりたい気持ちはあるが、今年はハードルが高い。来年、チャンスがあればと思っている」と来季の国立開催へ意欲を見せた。