Nulbarich・JQ「ボーカルは自分のスタジオでほとんど録っている」近年の“レコーディング事情”を語る
ジョージ・ウィリアムズ、安田レイがパーソナリティをつとめるTOKYO FMの生放送ラジオ番組「JA全農 COUNTDOWN JAPAN」(毎週土曜 13:00~13:55)。12月23日(土)の放送は、NulbarichのJQさんが登場。12月20日(水)にリリースしたニューアルバム『The Roller Skating Tour』について語ってくれました。
◆JQが語る、令和の作品制作術
――ニューアルバム『The Roller Skating Tour』はどういった作品になりましたか? JQ:(前作から)結構時間が経っちゃったんで……いろいろな気持ちが詰まっています。 ――今回はLeo Uchida(Kroi)、PUNPEE、Benny Singsと3組のアーティストがフィーチャリングで参加しています。皆さんとは、どのようなやりとりがありましたか? JQ:今回は全部オンラインでおこないました。Leoくんに関しては、ツーマン(ライブ)に誘ってくれたので、仲良くなりたいと思って「一緒にやろう!」って言ったらやってくれて。PUNPEEくんは、もともとライブだけでやっていた「DAY」という曲をパッケージにしたいって思ったときに、“言葉の説得力とキャラクターがほしい”とPUNPEEくんが浮かんできたのでオファーしました。 Benny Singsも、会ったときに「一緒にやりたい」と思って、僕がインストを投げたら、そこにメロディーを乗っけてきてくれて。“マジで!? やってくれるんだ!”みたいな感じでした(笑)。 ――では、レコーディング中は誰とも会っていないのですか? JQ:会っていないです。今はそのほうが多いですし、フィーチャリングで一緒にスタジオに入って収録するみたいなことは、よっぽど暇じゃない限りないですね。 特に今回は、自分も含めて全員プロデューサーで、みんな曲をトラックも作れたりするから、自分の家で録りたい人ばかりで。今回のアルバムも、僕自身のボーカルは、自分のスタジオでほとんど録っているんですけど、最近のプロデューサーは、そういう人が多いかな……。わざわざスタジオに入って、エンジニアさんとかに「もう1回お願いします!」ってお願いするんだったら、自分でパパッと録りたい人が多いんじゃないですかね。 (TOKYO FM「JA全農 COUNTDOWN JAPAN」2023年12月23日(土)放送より)