【マレーシア】製造業の設備稼働率、7~9月は82.4%
マレーシア統計局は20日、2024年第3四半期(7~9月)の製造業の設備稼働率が82.4%だったと発表した。前期(4~6月)を0.3ポイント上回り、3四半期連続で80%の大台を超えた。 分野別にみると、輸送機器・その他製造が84.1%で最高。非金属鉱物製品・基礎金属・組み立て金属製品が83.6%、繊維・衣類・革製品・履物が83.0%、食品・飲料・たばこが82.4%、電気・電子機器が82.2%、石油・化学・ゴム・プラスチック製品が82.1%、木材・家具・紙製品・印刷物が80.4%で続き、いずれも80%を超えた。 輸出志向産業の設備稼働率は81.8%で、前年同期を3.4ポイント上回った。機械・機器製造は前年同期比3.3ポイント上昇の87.7%、化学・化学製品製造は2.2ポイント上昇の84.4%、家具製造は5.5ポイント上昇の83.6%に達した。 内需志向産業の設備稼働率は83.8%で、前年同期を2.1ポイント上回った。たばこ製品製造は前年同期比4.0ポイント上昇の88.4%、基礎医薬品・化学・植物性製品製造は2.9ポイント上昇の86.2%、その他非金属鉱物製品は2.3ポイント上昇の85.7%だった。 州・連邦直轄区別では、連邦直轄区ラブアンが96.7%で最高。トレンガヌ州(85.8%)、ヌグリスンビラン州(85.7%)、パハン州とスランゴール州(各85.3%)、マラッカ州(85.2%)、ジョホール州(84.4%)が全国平均を上回った。