【F1】ハミルトンが初日最速!!チーム内バトルも負けっ放しでは終わらない!戦闘力を増した今季型車「W15」で逆襲
スペインGP 第10戦 フリー走行 21&22日 カタルーニャサーキット(4・657キロ) ペン=尾張正博、ルイス・バスコンセロス メルセデスのルイス・ハミルトンが初日最速で滑り出した。フリー走行2回目を今季4度目のセッション最速で終え「クルマの感触は本当に素晴らしい。タイムはそんなに気にしないけど、これまでよりいい状態だよ」と朗らかな笑みを浮かべた。 チームとして苦闘が続く中、第8戦モナコGPで投入されたアップグレード(改良版部品)が奏功。前戦カナダGPでは同僚ジョージ・ラッセルがポールポジションから3位に入り、自身も今季最高の4位につけた。その勢いを今大会につなげ「レッドブル、フェラーリ、マクラーレンに追いつけるかどうか、作業を続けていかないとね」と手応えを明かす。
史上最多タイ7度のF1王者も、過去2年は未勝利に終わり、今季は表彰台にすら立てていない。ラッセルとのチーム内バトルも、前戦まで予選1勝8敗、決勝2勝7敗。来季のフェラーリ移籍を前に、負けっ放しのままでは印象が悪い。 「一生懸命働いて部品を供給してくれているファクトリーのみんなに本当に感謝。ドライバーとしてクルマに慣れてきたのはいいことだよ」。徐々に戦闘力を増してきた今季型車「W15」で、いよいよ逆襲を始める。
中日スポーツ