機内で急病人に応急処置 医師の欧州委員長、G20の帰路
【ロンドン時事】欧州連合(EU)のフォンデアライエン欧州委員長(66)が、リオデジャネイロで開かれた20カ国・地域首脳会議(G20サミット)からブリュッセルに戻る航空機内で、急病の乗客に応急処置を行ったことが21日までに明らかになった。 【ひと目でわかる】G20の構成国・地域 スイス紙が報じ、欧州委の報道官も事実関係を認めた。フォンデアライエン氏は政界に入る前は医師として働いていた。 スイスの無料日刊紙「20分」によると、フォンデアライエン氏は20日午後、チューリヒ発ブリュッセル行きのスイス航空機に搭乗中、医療知識を持つ乗客を募る乗務員の呼び掛けに応じ、急病人の応急処置に当たった。着陸後に地上の医療スタッフに引き継いだという。乗り合わせた目撃者は同紙に「彼女の対応は素晴らしい」と称賛した。