「あんたが怒ったとき、空気悪いよ」こわもて店主を変えた一言 “二郎インスパイア系”で人気の「沖縄そば金太郎」
[おきなわキラ星企業! ](106) 濃厚な味のスープに、大量の麺と野菜が盛られた“二郎インスパイア系”沖縄そばが人気の名店「沖縄そば金太郎」が南城市にあります。沖縄そばとラーメンの融合が魅力で、これまで多くのメディアにも取り上げられました。 【写真】「沖縄そば金太郎」の崎浜秀康代表 多くの常連客が感じる最大の魅力は、メニューもさることながら、7人のスタッフの心地よいあいさつや笑顔です。 もちろん、最初からそうだったわけではありません。当初はこわもての店主・崎浜秀康代表が怒ると店内にピリっとした空気が漂いました。ある日、奥さまが言います。 「あんたが怒ったとき、空気悪いよ」 代表の怒りはキッチンの雰囲気を悪くし、店のパフォーマンスを下げることにつながります。この指摘以降、代表はスタッフが失敗しても怒らず、失敗の原因を丁寧に説明するようになりました。 コロナ禍のあおりを受け経営が悪化しても、スタッフを誰一人解雇しませんでした。お店の顔となるスタッフへのリスペクトの思いからです。 金太郎では注文後1分程度で提供される商品があります。事前の下準備もさることながら、キッチンとホールの連携や適切な人材配置が早さの秘訣(ひけつ)です。 夢の2号店開店に向け、チームワーク抜群の金太郎をぜひご覧あれ。(南城市商工会・玉城暁成経営指導員)