国民・榛葉氏会見 フリー記者が突然声上げるも、遅刻指摘して「終了」 今週もやや荒れる
国民民主党の榛葉賀津也幹事長の8日の記者会見も、やや荒れる場面があった。会見の終了が告げられた直後、フリー記者の横田一氏が指名されていないのに、榛葉氏に対し「噓八百言わないでくださいよ」などと声を上げた。榛葉氏は「横田さん、遅く来てですね、遅く来て…。ありがとうございます」と、横田氏の会見場への遅刻を指摘した上で、会見を切り上げた。 【写真】11月1日も荒れた国民・榛葉氏会見 持論唱え続けるフリーにベテラン記者が苦言 横田氏を巡っては、榛葉氏が1日に会見した際も、次の首相指名選挙の決選投票で同党所属議員は立憲民主党の野田佳彦代表に投票すべきだと訴え続け、周囲のベテラン記者に「質問する所だ。態度悪いよ」と注意されていた。 この日の会見で、榛葉氏は自民党が衆院予算委員長や憲法審査会長のポストを立憲民主党に譲ったことについて、「自民党さん、うまい。(自民、公明両党で)過半数割れしても攻め方が上手だ」との見方を示した。 理由について「野党第一党に国家運営の大きな責任が生じることになる。『野党イコール国会を混乱させる』のではなく、(予算委員会などを)きちんと回す責任が出てくる。政権交代した際に政権担当能力があるかを国民はよく見ている」と説明し、立民側を牽制(けんせい)した。 立民は予算委員長に安住淳前国対委員長、憲法審査会長は枝野幸男元代表をそれぞれ起用する。