“美人過ぎるAD”の女子アナ転向にみのもんたが苦言
その理由について、「私らの時代は語彙も豊富で、文章を読解する能力にたけていて、さらには、決められた時間内に何文字読めて、どんなスピードで話せば時間ぴったりに収まるのか、しっかり訓練を受けて、体に染みついて初めてアナウンサーと呼ばれた。いわば、『しゃべりの技術職』なんですよ」と説明し、「確かに、笹川さんも研修を受けたとは書いてあるけど、本当に本来のアナウンス業務ができると認められたのかな。少なくとも、アナウンサーとしての素質があると認められたのだろうか」と疑問を投げかけている。 ■「アナウンサーとは呼びたくない」 さらに、笹川アナが今後、田中アナの代わりに芸能色の強い番組を中心に活躍することになるだろうと予想しつつ、「話すだけなら別にアナウンサーじゃなくてもいいんだよ」とミュージシャンやアイドル、評論家などが番組の司会を務めているテレビ界の現状に触れて、「でも、それは『話す・読む』じゃなくて『おしゃべり』。笹川アナも『おしゃべり』の仕事ばかりで、本当にいいの!? それでいいというような人を『アナウンサー』とは呼びたくない!」とバッサリ。 そのうえで、「もちろん、TBSに限らず、どこの局も女子アナをタレントのように使っている。でも、TBSが他局と違うのは、ラジオ局を持っているところ」とし、「ちゃんとアナウンサーに必要な『しゃべり』を鍛えるのなら、笹川アナにはラジオをやらせない。切磋琢磨して技術を高めていってほしい」と語っている。 みの氏の発言には、アナウンサーという自身の職業に対するプライドや後輩アナウンサーの将来を危惧する愛情も感じられるが、果たして笹川アナは大抜擢のプレッシャーをはねのけて、周囲の期待に応えることができるのか? (文責/JAPAN芸能カルチャー研究所)