将棋の第４９期棋王就位式に出席した藤井聡太棋王（右）、花束を贈呈した女優の瀬戸朝香（撮影・小山理絵）

将棋の第４９期棋王戦五番勝負で初防衛した藤井聡太棋王（２１）＝棋聖・竜王・名人・王位・王座・王将との７冠＝が２日、東京都内で行われた棋王就位式に出席。同じ愛知県瀬戸市出身の女優、瀬戸朝香（４７）が祝辞を述べた。 【写真】日本酒を飲んだ藤井聡太氏「すごく辛くてびっくり」 瀬戸は「棋王と私は同郷のよしみでございます。里帰りをすると市をあげての応援しているのを私自身もすごく実感しておりました」とあいさつ。帰省して名鉄尾張瀬戸駅から近くの商店街まで歩いたときのエピソードを披露し、「藤井棋王の写真やイラストや応援幕が飾られていて、みんなで力いっぱい応援されているのが伝わってきて、私自身もうれしくなって、一緒になって応援したいという気持ちでした」と地元の誇りを強調した。 自身と将棋の縁として、２３歳のころに出演映画で女流棋士の役を演じたことがあると紹介。藤井棋王とは初対面で「本当にこの日を待ち望んでおりまして。地元に帰ってそこらへんを歩いていれば藤井棋王に会えるかなと思いながら、お買い物したり食事をしたりしていたんですけど、残念ながらそんな偶然はなくて。こんなすばらしい場所でお会いできたことをうれしく思っています。これからも藤井棋王のご活躍を陰ながら応援させていただきたいと思っております」と呼びかけた。 藤井棋王は瀬戸のユーモアを交えたスピーチに笑顔で聞き入り、「瀬戸朝香さまに今回、ご祝辞をいただきまして、本当にありがとうございます。瀬戸市出身で良かったと改めて思いました」と感謝した。