不可解な事件に取り憑かれていく刑事たち ドミニク・モル監督作『12日の殺人』予告編
3月15日に公開されるドミニク・モル監督作『12日の殺人』の予告編と場面写真が公開された。 【写真】『12日の殺人』場面写真(複数あり) 本作は、ポリーヌ・グエナが2020年に発表したノンフィクション本を基に、『悪なき殺人』で観客賞と最優秀女優賞を受賞したモル監督が、ジル・マルシャンと脚本を共同執筆したスリラー作品。第75回カンヌ国際映画祭プレミア部門に出品されたほか、第48回セザール賞では10部門にノミネートされ、作品賞、監督賞、助演男優賞、有望若手男優賞、脚色賞、音響賞の6部門で受賞。さらに、第28回リュミエール賞で作品賞と脚色賞を受賞した。 12日の夜、女子大学生クララが突然焼死体となって発見される。事件を担当することになったのは、昇進したばかりの刑事・ヨアン(バスティアン・ブイヨン)とベテラン刑事のマルソー(ブーリ・ランネール)。捜査が進む中、彼女の周りの容疑者となり得る関係者への聞き込みをするが、男たちは全員クララと関係していたことがわかる。クララの殺害が明らかに計画的な犯罪であることは判明したが、取り調べに浮上する人物たちを誰一人として容疑者と特定することができない...…。事件解決への糸口が見えなくなるなか、班長に昇格したばかりのヨアンは、事件の闇へと飲み込まれていく。 公開された予告編では、考えれば考えるほど事件に取り憑かれていく若手刑事・ヨアンとベテラン刑事のマルソーの姿が映し出されている。 場面写真では、捜査班の刑事たちが事件解決に向け邁進する様子が切り取られている。
リアルサウンド編集部