ロッテ、ソフトバンクからFAの石川柊太の獲得調査 佐々木朗希のメジャー挑戦で白羽の矢
ロッテが、国内フリーエージェント(FA)権を行使したソフトバンク・石川柊太投手(32)の獲得調査を進めていることが14日、分かった。佐々木朗希投手(23)のポスティングシステムを利用したメジャー挑戦が決まり、先発陣の補強は急務で白羽の矢が立った。 チーム防御率はリーグ5位の3・17と、投手陣の底上げは必要不可欠。さらに今季10勝した佐々木が抜ける状況で、吉井監督は「結構大きい穴だと思うが、1人で埋めるのはなかなか難しい。みんなの力で埋めていきたい。もしかしたら球団が大物のFA選手を取ってくれるかもしれない」と話していた。 石川は東京都立の総合工科高、創価大を経て、2014年に育成ドラフト1位でソフトバンクに入団。16年7月に支配下登録されると、20年に11勝3敗で最多勝と勝率第1位(・786)のタイトルを獲得した。23年にはノーヒットノーランを達成。今季は15試合に登板して7勝2敗、防御率2・56でリーグ優勝に貢献し、DeNAとの日本シリーズでは第4戦に先発して六回途中1失点と好投した。 今季の年俸は推定1億2000万円で、金銭も人的補償も発生しないCランクとみられる。すでにヤクルト、オリックスが調査を進めており、巨人を加えて争奪戦となりそうだ。ロッテは「2025年に常勝軍団」をつくることを理念に掲げる中、来季に向けて獲得に動いていく。