願い込め 火の道へ 桜川・加波山神社本宮 茨城
冬至の伝統行事「火渉祭」が21日、茨城県桜川市真壁町長岡の加波山神社本宮で行われた。参加者は無病息災を願い、燃え盛るまきの上を素足で歩いた。 白装束の先達が神事を行った後、境内に積んだまきに点火。まきをかき分けて道をつくり、「エイ、エイ」と威勢のいい声を上げながら渡った。 一般の参加者も先達に続き、火の道に足を踏み入れた。初めて参加したという真家よしさん(74)は「風でなびいた炎が熱かった。来年は農作物がよく育つように願いを込めた」と笑顔で話した。
茨城新聞社