火事相次ぐ、京都駅近くでは男性死亡 信貴山の断食道場では性別不明遺体 火事の目撃者「焚火かなと思っていたんですけど、バキバキと割れる音がして」
29日朝、奈良県三郷町にある宗教法人の断食道場と、京都駅近くの民家で火事があり、計2人が遺体で見つかりました。 【画像を見る】信貴山にある断食道場 火事現場では屋根が抜け落ち…煙が上がる様子 午前8時ごろ、奈良県三郷町信貴山にある宗教法人の断食道場で、近くのホテル従業員から「煙が見えている」と119番通報がありました。 火は約2時間半後にほぼ消し止められましたが、道場の中から1人が遺体で見つかったということです。 近くのホテルの支配人は、「焚火かなと思っていたんですけど、バキバキと割れる音がいっぱいしたんで、これは火事やなと」 当時、断食道場の周辺には2人がいたということで、警察は遺体の身元確認などを進めています。
京都では「あっという間に屋根が落ちて」
また午前6時すぎには、京都市南区の木造2階建ての長屋でも火事がありました。 消防によりますと火は4時間ほどでほぼ消し止められましたが、4軒が入る長屋が計約300平方メートル焼けたということです。 近隣住民は「屋根の下あたりの木材が燃え始めていて、あっという間に屋根が落ちて、一気に火がぼぅっと上がったような感じでした」と話しています。 この火事で心肺停止の状態で病院に搬送された男性の死亡が確認されたということです。火事の後、この家に住む80代の男性と連絡が取れていないということです。 火事現場は、JR京都駅から西に500メートルほどの距離で、世界遺産の東寺などにも近い住宅街です。