ドラ1には届かずも…「ドラフト13番目」の指名選手6人
金村尚真(北海道日本ハムファイターズ)
・投打:右投右打 ・身長/体重:176cm/83kg ・生年月日:2000年8月29日 ・経歴:岡山学芸館高 - 富士大 ・ドラフト:2022年ドラフト2位 2022年ドラフト会議で13番目の指名を受けたのが、ルーキーながら開幕ローテーション入りを果たした金村尚真だ。 富士大では1年春のリーグ戦から公式戦デビュー。3年時には完全試合を達成するなど、北東北大学リーグで圧倒的な実績を残した。スカウトからも抜群の制球力を持つ本格派右腕と高く評価され、ドラフト1位候補に名前が挙がっていた。 迎えたドラフト会議では、1位指名こそ逃したものの、全体13番目の指名で北海道日本ハムファイターズに入団。 期待通りにオープン戦から結果を残し、開幕ローテーションの座を掴んだ。プロ2戦目の先発登板でプロ初勝利を挙げるなど、幸先の良いスタートを切っていたが、右肩痛で戦線離脱を余儀なくされた。 それでも、シーズン終盤に一軍に戻り、復帰登板で勝利投手に。最終的に4試合登板で2勝1敗、防御率1.80と大器の片鱗を示した。 2024年シーズンも新人王資格を有している金村。先発ローテーションの一角として、フルシーズンの活躍を見せたい。
藤岡裕大(千葉ロッテマリーンズ)
・投打:右投左打 ・身長/体重:178cm/77kg ・生年月日:1993年8月8日 ・経歴:岡山理大付高 - 亜細亜大 - トヨタ自動車 ・ドラフト:2017年ドラフト2位 即戦力の期待に応え、ルーキーイヤーから遊撃の定位置を掴んだ藤岡裕大。ドラフト1位指名には届かなったが、ドラフト13番目と高い評価でプロ入りを果たした。 亜細亜大時代にもドラフト候補に名を連ねていたが、指名漏れを経験した藤岡。トヨタ自動車に進むと、入社2年目には遊撃のレギュラーとして社会人日本選手権優勝に大きく貢献した。 迎えた2017年ドラフト会議で、千葉ロッテマリーンズから2位指名を受けてプロ入り。プロ1年目から「2番・遊撃」で開幕スタメンに抜擢されると、同戦でいきなり3安打猛打賞を記録した。 同年は、最終的に全143試合に出場し、打率.230、5本塁打、42打点、14盗塁、リーグトップの26犠打と十分な働きを見せた。 翌年以降は打撃に苦しむシーズンもあったが、持ち前の守備力を武器に内野のレギュラー格として活躍。2022年は自己ワーストの28試合の出場にとどまったが、翌2023年は93試合出場ながら打率.277(規定未満)をマーク。 さらに、クライマックスシリーズ(CS)ファーストステージ第3戦では、3点差の10回裏に起死回生の同点3ラン本塁打を。チームをファイナルステージ進出に導くなど、勝負強い打撃が光った。