”空き家”問題どう取り組む 大切なのは”活用すること” 「家の終活セミナー」
空き家の問題について、地域の住民と一緒に考えるセミナーが、松前町で開かれました。 きょう、松前町の総合福祉センターで開かれたのは、「家の終活セミナー」です。 全国的に空き家が年々増加していることを受け、家を活用した循環型の建築社会を作ろうと、全国空き家アドバイザー協議会の県松前支部が開きました。 セミナーでは、協議会の河野公宏事務局長が講演し、高齢者世帯の家は今後空き家になる可能性が高いこと、空き家を増やさないために宿泊施設として転用するといった家の利活用が重要などと説明しました。 総務省の統計によると、2023年の全国の空き家はおよそ900万戸で、2018年と比べおよそ50万戸増加しています。 松前町内には現在およそ1440戸の空き家があるとされていて、協議会は今後、松前町と連携して空き家の利活用を促進する取り組みを進めていくことにしています。