『A Space for the Unbound 心に咲く花』開発元のMojiken Studioが『コーヒートーク』で知られるToge Productionsの傘下に。アドベンチャーゲームの名作スタジオ2社による強力タッグが完成
アドベンチャーゲーム『コーヒートーク』シリーズで知られるToge Productionsは、同社がパブリッシャー(販売元)を担当したアドベンチャーゲーム『A Space for the Unbound 心に咲く花』の開発元であるMojiken Studioの買収完了をX上で明らかにした。 『Mojiken Studio』画像・動画ギャラリー インドネシアのスタジオであるMojiken Studioは、90年代インドネシアの風景を舞台にした『A Space for the Unbound 心に咲く花』や、最愛の人を失った女性が悲しみを乗り越えるまでの様子を描く『When The Past Was Around』など、キャラクターの心情を描き出した美しいアートスタイルの作品で知られる。 今回の買収における背景として、2023年1月に『A Space for the Unbound 心に咲く花』を発売したToge ProductionsとMojiken Studioではあるが、過去には欧米向けのパブリッシング契約を結んでいたPQubeとの間で助成金に関するトラブルが発生。発売の延期を余儀なくされ、問題解決のために共闘してきた経緯がある。 Mojiken Studio公式Xアカウント(@MojikenStudio)からの発表によると、同社はブランドを維持したままToge Productions傘下に加わるようだ。 なお、Toge Productionsは2022年にも、同様の形式でローグライクアクションゲーム『Rising Hell』を手がけたTahoe Gamesも買収。ピクセルアートと見下ろし視点の組み合わせが魅力的な協力型サバイバルホラーゲーム『Whisper Mountain: Outbreak』の開発を進めている。 Toge Productionsの発表では「より多くのゲームを世に送り出す準備が整いました」とも伝えられており、現時点で新作プロジェクトの準備を進めているようだ。
電ファミニコゲーマー:ヨシムネ
【関連記事】
- AIが考案したコーラの新フレーバー「Coca-Cola Y3000」が海外向けに発売。味とパッケージのほか、QRコードもAIによって考案。日本での発売は未定
- 『スーパーボンバーマン R2』発売、シリーズ史上最大ボリュームの最新作。非対称型対戦バトルモード「キャッスル」やオリジナルステージのエディットなど、新要素も爆誕
- 『バルダーズ・ゲート3』、世界最大級のゲームアワードで最高賞(GOTY)をふくむ計7部門受賞の快挙を達成。メタスコア96点、Steamでは最大同接87万人に達した高評価RPG【Golden Joystick Awards 2023】
- 『The Inquisitor』のゲームプレイトレイラーが公開。「インクイジター」になり、不信仰者たちが起こす事件や任務の結末を、その手で決めなければならない。
- 『アガサ・クリスティ オリエント急行殺人事件』PS5版が日本国内で2024年1月25日に発売決定。名作推理小説『オリエント急行殺人事件』をスマホなどが登場する現代版にアレンジ