カラー放水で防火意識を啓発 大阪市消防が出初式
なにわの新春を彩る「大阪市消防出初式」が6日、大阪市住之江区南港のアジア太平洋トレードセンター(ATC)で行われ、多くの同市民らが見守る中、消防隊員らが救助訓練の披露や大量のカラー放水で防火意識の普及に努めた。
大阪市消防局によると、この出初式は1949年に初開催以来、74年のオイルショックによる中止を除いて毎年行われているという。特別救助隊によるヘリや車両を使った救助訓練などを披露したほか、市民らもパレードで参加。訓練の最後にはカラー放水も披露され、訪れた市民らから多くの拍手が贈られた。 また、放水の色づけは食紅で行われており「環境に影響はないためご安心ください」と放送されると、うなずく人も多く見られた。 訓練終了後には、消防車両展示などのふれあいイベントも行われ、多くの子供らがあこがれの消防士と記念撮影をするなど、ATC周辺は和やかな雰囲気にも包まれながら、消防隊員らが防火意識の啓発を行っていた。