指揮官への強烈な批判に…イングランド代表主将ケイン「雑音に過ぎない。プロセスを信じている」
イングランド代表FWハリー・ケインは、チームへの批判の声について反応している。 ケインやジュード・ベリンガム、フィル・フォーデン、ブカヨ・サカなど強力なスカッドを擁し、EURO2024優勝候補の一角とも評価されていたイングランド。しかしセルビア戦(0-1)、デンマーク戦(1-1)、スロベニア戦(0-0)とグループステージ3試合のパフォーマンスは現地メディアや解説者、OB、ファンから強烈な批判を浴びることに。特にスロベニア戦では試合中の居眠りや大ブーイングも発生、ガレス・サウスゲート監督への非難が相次いでいる。 決勝トーナメント開幕!EURO2024 試合日程・結果・順位表 そんなイングランドだが、30日には決勝トーナメント1回戦でスロバキアと激突する。負けの許されない決勝トーナメントを前に、主将ケインは会見で指揮官の対する批判の声に反応した。 「我々全員がチームとして取り組んでいる。お互いに助け合いたいと全員が考えているんだ。スタッフであれ選手であれ、僕らはみんな同じチームの一員なんだ。僕らは全員、この大会で優勝を目指す義務がある。そして、最終的にそれを実現しようとするのは選手なんだ。監督はいつものようにできる限りの準備をさせてくれるけど、実行するのは僕らなんだよ」 「僕がイングランド代表になってから、監督の周囲が騒がしかったのは初めてじゃない。対処の方法は知っている。ここで何をしたいのかもね。みんながこのプロセスを信じているんだ。他は雑音に過ぎない。それを遮断して、自分自身に集中する。僕らはこれまでもそれを得意としていたし、この大会も例外じゃないよ」 また、パフォーマンスの低下が指摘されるベリンガムについて言及。「こういった大会では、本当に状況が目まぐるしく変わっていく。初戦は彼が最高の選手だった。そして直近の2試合では、誰もがそのレベルに達していない。それでも、まだ2試合だ。世界が終わるわけじゃない。色々な話があるだろうけど、イングランド代表として主要大会を戦う上で当然のことだ。ジュードは年齢の割に信じられないほどうまく対処している。心配はないよ」と擁護している。