守山で小学生向け善ちゃんサイエンスショー 空気砲に大歓声
小学生向けの科学実験ショー「善ちゃんのサイエンスショー」が8月26日、守山市民ホール(守山市三宅町)で開催された。(びわ湖大津経済新聞) 【写真】手のひらと缶の接地面を真空状態にして缶をくっつける実験 全国各地でサイエンスショーを行っている善ちゃん(北沢善一さん)が実験しながら小学生に科学を教える。守山市内に製造所を構える旭化成と守山商工会議所工業部会が共催し、2023年に初開催した。 当日は、小学校低学年対象の午前の部に290人、高学年対象の午後の部に約270人が、それぞれ参加した。善ちゃんがブーメランやハンドスピナーなどのおもちゃを使い、物体が高速で回転すると安定する「ジャイロ効果」を分かりやすく紹介。ショーの最後には「ジャイロ効果」を実際に見ることができるように、穴の開いた段ボール箱の側面をたたくとスモークで白くなった空気が輪になり回転しながら浮遊する「空気砲」を会場に飛ばした。善ちゃんが会場内を走り回り、空気砲を何度も飛ばすと参加した子どもたちが大きな歓声を上げた。 野洲市から来場した小学6年生の男子は「楽しかった。手のひらに缶をくっつける実験が面白かったので、家でもやってみたい」と目を輝かせた。 善ちゃんは「純粋で賢い子どもばかりだった。斜に構えず、楽しんでくれてよかった。科学実験は自分でやってみると難しく、失敗もするだろうが、できた時の感動を味わってもらいたい。私も失敗を重ねて、サイエンスショーができるようになった。リアルな失敗をいっぱい経験してほしい」と話す。
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