<日本一へ・市和歌山>選手紹介/7 /和歌山
◇度胸と技術を併せ持つ 高瀬功詩選手(2年) 昨秋の新人戦前に左足の靱帯(じんたい)を損傷。約1カ月間ギプスで固定したが、上半身だけでティーバッティングをするなど練習を続けた。「治ったらすぐに試合に出られるよう、休むことは考えなかった」 身長165センチと大柄ではないが、長打も打てる。「普段はフルスイング。追い込まれたらコンパクトなスイングにする」。状況に応じてスタイルを変えている。 近畿地区大会準決勝の智弁学園戦、意表を突いてセーフティーバントを成功させた。「小さい頃から得意だった」といい、大舞台で実行する度胸と技術も併せ持つ。 甲子園では「出場したら2~3本はヒットを打ちたい。調子が悪くても粘って塁に出る」と誓う。 ◇地道な基礎練、積み重ね 堀畑樹選手(1年) 昨秋の公式戦では代走や守備固めで途中出場した。「相手を揺さぶる走塁や堅い守備を期待されていると思う」。機敏な動きでチームに貢献している。 テニスボールを壁に当て、跳ね返ってきたボールを捕球できるように足を動かす基礎的な自主練習を黙々とこなす。「体が小さくて打撃でなかなか貢献できないのに、期待されている守備でもエラーをしていたら試合には出られない」。厳しい競争に勝つために、地道な練習を積み重ねている。 試合ではランナーコーチも務める。「試合に出たら期待に応えられるプレーをしたいが、ランナーコーチでも与えられた役割でチームに貢献したい」。