【香港】国安条例案をきょう告示、立法会提出
香港政府トップの李家超(ジョン・リー)行政長官と行政会議(行政長官の諮問機関で事実上の閣議に相当)は7日、香港基本法(憲法に相当)第23条に基づく「国家安全維持条例」の法案を決定した。きょう8日付の官報で全文を告示し、立法会(議会)に提出する。 基本法23条は、国家への反逆や反乱扇動、国家機密の窃取、外国の政治組織・団体の香港での政治活動などを禁じる法令を香港が「自ら」制定することを義務付けている。国安条例が制定されれば、2020年6月施行の香港国家安全維持法(国安法)を補完するものとなる。香港政府は同条例制定に向けた意見公募(パブリックコメント)を2月28日に終えていた。 李氏は「1日も早く国安条例を成立させるため」立法会に迅速な審議を求めたことを明らかにした。