「もういらない?」歌番組やドラマに旧ジャニーズ続々出演で「新社長就任予定の福田淳氏への」不要論
年末の大型歌番組に旧ジャニーズ事務所(SMILE-UP.)のアーティストが続々と出演している。 【秘蔵写真】貴重すぎる……「ご近所トラブル」報道も飛び出した東山紀之新社長と木村佳乃“ラブラブ”ツーショット姿 12月2日に放送された『ベストアーティスト2023』(日本テレビ系)には、King & Prince、SixTONES、Snow Man、Sexy Zone、なにわ男子の5組が出演。総合司会は嵐の櫻井翔が務めた。 同6日、13日に放送予定のフジテレビ系『FNS歌謡祭』には関ジャニ∞、Snow Man、KinKi Kids、SixTONESが出演することが発表された。 まだアナウンスされていない『ミュージックステーション SUPER LIVE2023』(テレビ朝日系)、『CDTV ライブ! ライブ! クリスマスSP』(TBS系)にも相当数の旧ジャニーズグループが出演見込みであると予想される。 今年のエンタメ業界で最大のトピックとなった故ジャニー喜多川氏の性加害問題。被害者の数はゆうに3ケタで「人類史に残る性犯罪」と評された。 結果、長年親しまれてきた「ジャニーズ事務所」は消滅し、SMILE社に社名を変更。メディア業界に根付いた忖度文化にもメスが入るなど、激動の1年となった。 「まさかジャニーズ事務所がなくなるとは思いもしませんでした。ファンにとってはさみしい出来事かもしれませんが、悪い話ばかりではありません。 旧ジャニーズの“特別扱い”がなくなったことで、自由闊達なキャスティングが期待できます。これまでNGだった他のアイドルグループとの共存共栄も可能になりました」(スポーツ紙記者) 性加害問題を受け、新規の起用を控えているのは公共放送のNHKとテレビ東京のみ。前者は国民の受信料によって運営されていることが大きい。
旧ジャニーズの顔ぶれが目立つのは、歌番組だけではない。来年1月クールのドラマでは、変わらず旧ジャニーズ勢が席巻している。 日本テレビ系だけでも『先生さようなら』でSnow Manの渡辺翔太、『大病院占拠』の続編となる『XXX占拠』で櫻井翔、『厨房のありす』にはキンプリの永瀬廉が出演。 テレビ朝日系も『マルス―ゼロの革命―』になにわ男子の道枝駿佑、『恋する警護24時』にSnow Manの岩本照が起用される。フジテレビ系は『リビングの松永さん』にSexy Zoneの中島健人、『大奥』でKAT-TUN亀梨和也が名前を連ねている。 「1月クールのキャスティングは性加害問題が発覚前にある程度決まっていました。だからといって4月クールのドラマから旧ジャニーズ勢が一切起用されないということはありえません。結局のところ、ジャニーズ依存をなくすことは不可能なのです」(同・スポーツ紙記者) 世間の逆風もいくぶん和らいできた。SMILE社はホームページ上に性加害問題専用の特設ページをつくり、補償業務の進展を逐一報告している。 今月1日には被害申告者計23人に補償金の支払いを完了したと発表。同委員会によると、被害を申告して補償を求めているのは834人。道のりは遠く険しいが、ひとまずは進展していると言っていい。 そんななか、一部ファンの間では新会社のトップに就任すると報じられたエージェント会社『スピーディ』の福田淳氏に対する“不要論”が加速している。 「歌番組やドラマにも出演できているし、SMILE社の補償業務を評価する声も増えてきている。今後さらに拡大するでしょう。復活してきたのだから『別に福田氏いらなくない?』という意見のようです。 福田氏をめぐっては過去のSNS投稿が批判を呼び、ネット上では就任反対運動も起きている。古参のジャニーズファンは、特定の政治色がついたり、ガラっと体制が変化することに拒絶反応を示している」(テレビ局関係者) もともと福田氏の社長起用は騒動が収まるまでのワンポイントとみられている。加えて、芸能プロ幹部いわく 「福田氏が標榜するエージェント制の導入も、おそらく日本の芸能界では浸透しない。一時的にもてはやされても、結局は元の芸能界に戻る」 いまだ新会社の社名はおろか、福田氏就任の正式アナウンスもない。メディアのみならず、ファンも動向を固唾をのんで見守っている――。
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