遺児の進学ピンチ、助けて〝あしなが〟さん…奨学金申請は過去最多なのに資金が足りない、半数以上が不採用 19、20日に鹿児島市で募金活動
病気や災害、自殺などで親を亡くした子どもに奨学金を給付する「あしなが育英会」による学生募金活動が19、20日の両日、鹿児島市のJR鹿児島中央駅前で行われる。正午~午後6時まで。 事務局によると、24年度の奨学金申請者は過去最多の3487人。増加を受けて採用枠を250人増やしたものの、資金不足で1949人(55.9%)が不採用となっている。県内では50人が申請し、29人が給付を受けられなかった。 4月の募金活動では、全国で約1億860万円、鹿児島では約70万円が集まった。県内の奨学生は9月2日現在で103人。同事務局九州エリア代表で、自身も奨学金を受ける谷岡奈央さん(熊本県立大学3年)は「奨学金を受ける子どもが夢や目標に挑戦するために、協力をお願いしたい」と呼びかけた。
南日本新聞 | 鹿児島